鋳金は金工ですが、実際に金属を加工するまでの工程がとても長いです。
粘土や蝋で欲しい形を作り、それを基に型を取り、そこに金属を流し込みます。
↓前回の続き。
写真だと土のかたまりですが、この中に蝋で作った鳥が入っています。
これを高温で焼くことで、中の蝋が溶け出し、土の中に作った鳥の形の空洞が出来ます。
そこに金属を流すと、金属が蝋で作ったものと同じ形になるのです。・・・うまくいっていれば。
↓型を焼くための窯。煉瓦や石を積んで作ります。
東京芸術大学の工芸科4年生3人が開く作品展の特設ブログ。 作品の制作過程など、展示に向けての3人の様子をお伝えします。 ●会場…東京都台東区谷中2-4-2『galleryTEN』 ●会期…2011. 9.13(火)~ 9. 19(月・祝) 11:00~19:00(最終日は17:00まで)●漆・鋳金・彫金を専攻している学生が伝統技法を用いながら身近な工芸品やオブジェ、ジュエリーなどを自由に制作した作品を展示します。 ●メンバー… 加藤 萌(漆芸) 室井麻依子(彫金) 宮永友里恵(鋳金)