7日間の展示、無事に終了しました。暑い中足を運んで下さり、本当にありがとうございました。
通りすがりの方とさくらでんぶの話で盛り上がったり、地元ネタで盛り上がったり、
両親の同僚の方が来て下さって、ちょっとこそばゆかったり、
数年ぶりの友人と再会して話し込んだり、
あ、もちろんちゃんと真面目に作品の話もしてました。
話すうちに作りたいものが出てきたり、作品の意外な使い道が生み出されたり?貴重で楽しい時間でした。
このブログも、読んだよ、と言って下さる方がちょこちょこいらして嬉しかったです。始めた時には皆の制作の負担になったりして、申し訳ない気分になっていた時期もあったので…(←言い出しっぺ)
そしてこのブログですが、このままつづけようか、という話が出ています。
まだわかりませんが、またお時間のある時にのぞいてみてください。
東京芸術大学の工芸科4年生3人が開く作品展の特設ブログ。 作品の制作過程など、展示に向けての3人の様子をお伝えします。 ●会場…東京都台東区谷中2-4-2『galleryTEN』 ●会期…2011. 9.13(火)~ 9. 19(月・祝) 11:00~19:00(最終日は17:00まで)●漆・鋳金・彫金を専攻している学生が伝統技法を用いながら身近な工芸品やオブジェ、ジュエリーなどを自由に制作した作品を展示します。 ●メンバー… 加藤 萌(漆芸) 室井麻依子(彫金) 宮永友里恵(鋳金)
2011年9月19日月曜日
2011年9月18日日曜日
展示6日目
可愛いうさぎ人形のついた差し入れをいただきました!
本日もたくさんの方がおこしくださいました。DMを見て来てくださった方や、散歩がてら、ふらりと寄ってくださる方など、アドバイスをいただいたりお褒めの言葉をいただいたり、とても貴重な経験をさせていただいております。
本日も、残すところあと2時間と少し、明日は最終日となります。最終日は17時までとなりますが、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
展示5日目 と 根津神社例大祭
今日で「そぼろとたまごとさくらでんぶ」展も、もう5日目です。はやいものですね。
また初日からの展示を通して、人と人との繋がりをずっと大事にしていけたらな、と強く思った次第であります。
さて、今日から根津ではお祭りがあります。
根津神社例大祭というお祭りで、江戸の三大天下祭りの一つに数えられ、なんと300年の歴史があるそうです。18日には無形文化財の社伝神楽「三座ノ舞」の奉納が行われるとか。
ってことで行ってきました〜根津神社!
展示が終わった後3人でふらふら。
露店も沢山出ていてとってもにぎやかです。
そして懐かしのカタヌキに挑戦!・・これが大人げなくも本当ハマりるんですね 笑
意地にもかけて成功させたかったのですが、残念。2人とも失敗;;
今度は3人で、明日もまた懲りずにカタヌキに挑戦してみようと思います。
一生に一度でいいから成功させたいな〜 笑
そんな根津神社例大祭は明日18日(日)まで。
是非足を運んでみて下さい。
2011年9月16日金曜日
3日目が終わりました。
2日目、3日目留守にしていました、みやながです。すみません、何をしていたかというと…
芦屋釜を作っている鋳物師さんが来て下さり、その技を目の前で見ることが出来ました。芦屋釜は鎌倉時代から江戸時代の初期まで、現在の福岡県で作られていた茶の湯釜です。
以前、鋳型を土で作る話をちょろっと書きましたが、土を、水分をうまく調節して固めていくんです。乾いてもひび割れずにきれーに固まるんです。
釜が素敵なのはもちろんなのですが、その制作工程に全く無駄がありませんでした。鋳物に限らず、ものをつくるということに対する姿勢を振り返るきっかけにもなりました。神経はいくら使っても使いすぎることはない。
芦屋釜を作っている鋳物師さんが来て下さり、その技を目の前で見ることが出来ました。芦屋釜は鎌倉時代から江戸時代の初期まで、現在の福岡県で作られていた茶の湯釜です。
以前、鋳型を土で作る話をちょろっと書きましたが、土を、水分をうまく調節して固めていくんです。乾いてもひび割れずにきれーに固まるんです。
釜が素敵なのはもちろんなのですが、その制作工程に全く無駄がありませんでした。鋳物に限らず、ものをつくるということに対する姿勢を振り返るきっかけにもなりました。神経はいくら使っても使いすぎることはない。
2011年9月14日水曜日
準備中
さて二日目です。もう少しで開廊時間となります。
今日もいい天気ですね。まだ暑い日が続きそうですので、水分補給を忘れずに頑張ります!
お近くをお通りの際は、「そぼろとたまごとさくらでんぶ展」で、ちょっと一息いかがでしょうか(笑
展示初日
日差しが強いのにもかかわらず、沢山の方に来ていただきました。
近所にお住まいのご夫婦、画廊廻りをしている方、12年、8年ぶりに再会した友だち、同級生や先輩、後輩、それからブログを見ていただいた方。
まだ一日目ですが、意見や感想などをいただき、とても勉強になっています。
それと今日はオーナーさんから、お祝いにとケーキを頂きました。
ちゃんと「そぼろとたまごと〜・・」って書いてあるよ!
このホールケーキを3等分するという、なんとも贅沢にいただきました。
おいしかった〜^^
あと6日。
がんばろう。
2011年9月13日火曜日
いよいよ
2011年9月11日日曜日
恐怖のレンタカー
本日、搬入でした。年に数回しか車に乗らない私が、トラックを走らせ展示台を積んでギャラリーまで運転です。命大事に、絶対擦らないを合言葉に頑張らせていただきました。とても緊張しました・・・。
思っていたよりも作品数が多く、すっきりしっくり配置するのに試行錯誤。11時から18時まで、あーでもないこーでもないと話し合いました。
最終的には見やすくまとめられたと思いますので、ぜひ足を運んで、見ていただきたいです。
しかし、ここまできて情けない限りなのですが、『うさぎりんごのいやりんぐ』がどうしても間に合わず、今回出品することができなくなってしまいました。あとは皮を作るだけなのですが・・・。
次回、りんご達がお目にかかれる機会を作れるよう頑張ります。悔しい!
明日も、搬入と環境整備でギャラリーに参ります。
ほんとにラストスパート、気合入れていきます!
そして只今キャプション印刷中。
2011年9月10日土曜日
展示前
私は夏休みの宿題は最後にまとめてやる派です。
なのでいつものことですが、最終日がギュウギュウです 笑
さて、展示まであと3日となりました。
しかしながら既に展示を前にしていくつか反省点が出てきました。しかし今更悔やんでも仕方がないので、これらも経験値の一つとして受け止め、ラストスパートをかけます。
目処がついたものとそうでないもの。写真の子は後者になります。上がるかわからないので(←;;)写真も秘密裏に。トレペで模様の位置を微調整してます
。
それとど〜も姿が見えないと思ったら、玄関で寝そべってたうさぎ。
このまどろんでる姿を見ると、こっちまでつられて眠くなる。
私の展示前のブログ更新はこれで最後です。
おつきあいどうもありがとうございました。
では展示会場でお会いしましょう。
2011年9月4日日曜日
せまりくる展示、の前に芸祭・・・の前に金沢
イベント目白押しです。
先日書いたように、行ってきました金沢。『東京芸術大学×金沢美術工芸大学 鋳金交流展』の搬入へ…
搬入は無事終わり、展示初日にはなんとさくらパンダがやってきました。ご存じですか?松坂屋の公式キャラクターだそうです。なんでまた上野からはるばる来たのかといいますと、さくらパンダと芸大で個展を応援しよう、というアートプロジェクトがあるのです。(詳細はこちらhttp://sakura-panda-kan.jp/artproject/index.html)
会場は部屋の半分が階段状になっていてとても面白い空間です。広ーい!天井高ーい!
そこにいろんな鋳物が置かれました。
見慣れない感じの鋳物がたくさん見られて、刺激が多かったです。
そこにパンダ登場。すごいんです。階段上がったところにある作品とも写真を撮って下さいましたい。着ぐるみで階段上るなんて、きっとものすごく大変だったはず…
ポーズがいちいち可愛くて、みんなで可愛いを連呼していました。
会場は広い敷地内にある建物のうちの一部なのですが、目の前にだだっ広い芝生と、水遊びが出来るように水が流れているおかげでたくさんの小さい子供たちが遊びに来ています。
この金沢での展示は9月6日までです。お近くまで行かれる方は是非お立ち寄りください。
そして今日は芸祭最終日。毎年ひと月超かけて作る神輿、法被や展示、ステージ、演奏、模擬店、フリマ…みどころいっぱいです。どうぞ浴衣や甚平で遊びにいらしてください。
お天気もつといいんですが…
先日書いたように、行ってきました金沢。『東京芸術大学×金沢美術工芸大学 鋳金交流展』の搬入へ…
搬入は無事終わり、展示初日にはなんとさくらパンダがやってきました。ご存じですか?松坂屋の公式キャラクターだそうです。なんでまた上野からはるばる来たのかといいますと、さくらパンダと芸大で個展を応援しよう、というアートプロジェクトがあるのです。(詳細はこちらhttp://sakura-panda-kan.jp/artproject/index.html)
会場は部屋の半分が階段状になっていてとても面白い空間です。広ーい!天井高ーい!
そこにいろんな鋳物が置かれました。
見慣れない感じの鋳物がたくさん見られて、刺激が多かったです。
そこにパンダ登場。すごいんです。階段上がったところにある作品とも写真を撮って下さいましたい。着ぐるみで階段上るなんて、きっとものすごく大変だったはず…
ポーズがいちいち可愛くて、みんなで可愛いを連呼していました。
会場は広い敷地内にある建物のうちの一部なのですが、目の前にだだっ広い芝生と、水遊びが出来るように水が流れているおかげでたくさんの小さい子供たちが遊びに来ています。
東京生まれ東京育ちには驚きの広さ!
そこに着ぐるみが来たらそりゃ…子供たかりますよね。会場から外に出た途端さくらパンダはもみくちゃにされていました。この金沢での展示は9月6日までです。お近くまで行かれる方は是非お立ち寄りください。
そして今日は芸祭最終日。毎年ひと月超かけて作る神輿、法被や展示、ステージ、演奏、模擬店、フリマ…みどころいっぱいです。どうぞ浴衣や甚平で遊びにいらしてください。
お天気もつといいんですが…
2011年8月30日火曜日
りんごりんご
今日から作業開始です。そしてまた来週までおあずけですが・・・。
ふたりが文字色を変えたり書体を変えたりしているので、私もカラーな書き込みをしようと思いましたがなぜか反映してくれませんでした。いつも通り黒文字で失礼します(笑)
りんごの実はあらかた形になりました。前回の板パーツを銀ロウでくっつけ、立体になっています。
このままいけば、全部で12個出来上がります。
そして今日の作業、マルカン付け。茶色く泥が被っているように見えるのは、とのこ(木の粉)です。水で溶いて、断熱材としてロウ付け部分に塗りました。
マルカンが付けばあとは皮を量産するだけ!
しかし、キャストで純銅を扱っているところがなかなか見つからず焦っております。最悪ひとつひとつ作りますけれども・・・。
藝術祭もせまっているし、てんてこ舞いです。
日曜日のフリマはもしかしたら見てるだけになるかもしれないなあ(笑)
2011年8月28日日曜日
藝祭と加飾一歩前
こんにちは。昼更新久々(はじめて?)です。
さて、東京藝術大学では9月2日(金)〜4日(日)まで大学の芸術祭があります。
作品の展示はもちろんですが、毎年恒例の神輿は圧巻です。模擬店やらフリーマーケットも充実しています。お酒もやたら飲めるしねw
どうぞご贔屓に。
私は総合工房棟の5Fで「うるし4年展」に出品しています。
それと日曜日に絵画棟前ら辺でフリマを出しています。ここのそぼろ〜メンツと、工芸と油画科の人たちと一緒です。藝祭まであとちょっと。楽しみだなぁ〜^^
と。展示に向けてももちろん制作は進めています。
そろそろ加飾に入ります。
加飾とは蒔絵や螺鈿、卵殻や箔貼りといった表面処理のことです。
色や模様がつくので一番の楽しみでもあり、重要なとこですね。加減もまたありますが。
今はさらっとこんな感じ。
目が補修中なので逆パンダみたいw 色漆の上に箔をぼやかして貼っています。
まだマスキングテープで貼る位置を考え中。
あとはこれ。
銅板を切り抜き、その上に漆を焼き付け(家のオーブンでできるんですよ。)、その後高く盛り上げてから色を塗っています。
変な形をしています 笑 これは鶏のトサカや尾羽やら角だったりと動物の一部です。普通のもありますが。
これらはちょっとだけ加飾してペンダントトップにするつもり・・できれば。
展示ももうすぐですね・・!あせるあせる!
ではまた。
2011年8月25日木曜日
あいかわらず
あいかわらずベランダで作業です。音が出る作業は一段落しまして、写真は色を付けるために陽に当てているところ。人工的に緑青(銅の錆)を発生させようとしています。ちなみに緑青は毒ではありませんので安心してください。昔は猛毒だと思われていたようですが・・・
緑青は銅が空気と水分に触れて出来ます。銅像がよく緑や青っぽくなっているのがそれです。
自然に出る緑青のもつ時間の重みはとても素敵なのですが、自然発生を待つわけにもいかないので薬品と熱で反応させて人為的に発生させます。作品を陽に当ててあたため、水に溶いた薬品を塗り、乾いたらまた塗り、たまに水拭きし、また塗り・・・短くても半日はこの作業をします。長い人は気に入るまで何日でもやります。経験が浅いので狙った色がすぐに出ません。しかも長く続けたからといってでるわけでもなく。
緑青以外にも着色方法はいろいろあります。日本酒に焼けた鉄を入れて1年くらい寝かせた液体を焼き付けたり、六一○ハップのお風呂につけたり。
そういえば金属に自分で色を付けられるなんて、大学入る前は思いもしなかった。
追記。
金沢市民芸術村http://www.artvillage.gr.jp/にて、東京芸術大学と金沢美術工芸大学による鋳金交流展が開かれます。総勢21名による鋳物作品展です。
日時:8月30日~9月6日、10時~18時(30日は17時からレセプションパーティーを行います)
石川県、金沢市近辺へ行かれる方、ぜひお立ち寄りくださいませ。広い原っぱがあって、開放的で素敵なところです。
これから夜行バスで金沢向かいますー(今は28日22時)
2011年8月17日水曜日
8月ですし
2011年8月14日日曜日
キリン制作過程
こんばんわ。今日は展示DMにも使用している「giraffe」の制作過程をご説明したいと思います。
最近質問で、「乾漆ってなに?」「中身は何で出来ているの?」という質問をよくされます。
細かいことは話しません。先生から教わったことを私なんぞが軽々しくネットやらで話していいものなのか抵抗があります。・・いいのかな?でも画像付きの方がわかりやすいし。
ちょっこし長くなりますが、興味のある方はお付き合い願います。
さて、まず粘土や発砲などでつくりたいものの造形をします。今回は水粘土。
原型ができたら石膏取りをして、型を割って粘土を取り出します。
後に水につけて(糊の離型剤を溶かすため)げんのうで石膏を叩き割ると中身が出てきます。これを脱乾といいます。
出てきた胎の厚みはわずか5ミリほど・・!めっちゃくちゃ軽いんです!(石膏は使ってないけど)奈良時代の人はすでに考案してやってたのかと思うと本当にすごい。木や石や金属だと重いしね。
で、接合部分はしっかりと布や和紙で補強。そして更に地や砥の粉を混ぜた漆で表面を綺麗にしていきます。
この段階の表情が好きな人はここで終わらせたりもします。
この感じも捨てがたい・・!が、更に進みます。
だんだんキリンらしくなってきました。いつの間にか角と耳とベロと下あごがついています。
で、このあとは一番のお楽しみの表面装飾☆
ここで初めて艶のある漆をぬったり、粉を蒔いたり、薄貝を貼ったりします。
机の上はめっちゃくちゃ〜
そんなこんなを繰り返し、やっとこさ完成! 漆は表面装飾こそきらびやかだったりしますが、下地の地味な作業が長いんです。また一度塗ったら乾くのに最低でも3時間。乾かない時は一日待ちぼうけを喰らうこともあります。湿度と温度の管理も季節によってマメにしなくてはいけません。手がかかる子ほどかわいいって云うけど。笑
あとDM完成しました。
しかしミスった・・!時間記載すんの忘れた・・;;
11:00〜19:00までです。最終日は17:00まで。
よろしくお願いします。
2011年8月12日金曜日
夏休みなので
学校が開いていないので自宅で作業中。金属を叩くなど、音が出る作業の時はベランダに出ます。マンションなので室内だと上下左右、ななめまで音が響き渡ります。なのでベランダ。
私たちの通う大学では、工芸科は2年生の後半に6つの専攻に分かれます。彫金・鋳金・鍛金・陶芸・漆芸・染織・・・・必ずこのうちどれか一つを選び、卒業までその専門技術を学びます。
ご近所さんを気にしつつカンカン叩いていると、なんで静かに作業できる専攻選ばなかったんだろーなんて思いますが、なんで鋳金選んじゃったんだろーとは不思議と思わないのです。なんでだろう?
私たちの通う大学では、工芸科は2年生の後半に6つの専攻に分かれます。彫金・鋳金・鍛金・陶芸・漆芸・染織・・・・必ずこのうちどれか一つを選び、卒業までその専門技術を学びます。
ご近所さんを気にしつつカンカン叩いていると、なんで静かに作業できる専攻選ばなかったんだろーなんて思いますが、なんで鋳金選んじゃったんだろーとは不思議と思わないのです。なんでだろう?
2011年8月6日土曜日
ウサギと林檎
こんばんは。今回は携帯から書き込んでいます。添付画像など、問題なく反映してくれると良いのですが…。
省胎七宝はひと段落しましたので、現在はイヤリングを制作しています。真鍮(しんちゅう)という金属と銅で作る『うさぎりんごのいやりんぐ』です。
画像は、真鍮の板からパーツを切り出し曲げた状態の、実です。真鍮の黄色い色をそのまま実の部分に使います。ギラギラしない優しい黄色ですよ。
皮は、緋銅(ひどう)という着色技術を使います。しかし皮を作るのはもう少し先になりそうです。
なぜ急に携帯から書き込んでいるのかというと、デジカメを忘れて携帯で撮るほかなかったからです…。次回は、鮮明な画像を添付すべく頑張ります!(笑
2011年8月5日金曜日
タイトルが思いつかない。
本日は斜体でお送りいたします。
長かったけどとってもためになった集中講義が終わり、やっと昨日より夏休みという感じになりました。
が、勉強しなきゃいけないことやレポート提出が15コもあったり、卒制と展示の制作がつめつめだったりなど、なんだか学校があったときより睡眠時間が大幅に無い気がします・・。なんでだっ!笑
とにかくDMがやっと見れるようなのがいくつか仕上がってきました。これを今週の土曜日にみんなに見てもらって、正式に仕上げてから入稿します。ちょっとどきどきです。イラレはまだ全然慣れません。ちゃんと勉強しなきゃな・・。
今週は展示用作品の石膏取りをします。部屋の中石膏型まみれです・・。
間に合うか?間に合わせなきゃ。
なんだかひとりごとばっかし文章ですみません。頭おかしくなってきたのでまた今度。
2011年8月1日月曜日
韓国の鋳造工房見学
前回韓国旅行の話を書けなかったのと鋳型の話つながりで、韓国で見た鋳型の話を書きます。
この銅鏡の大きさは直径21センチ。その中にみっちり模様が刻まれます。
前に挙げた鋳型の材料は土、石膏、紙でしたが、今回は石で作る鋳型を紹介します。
多紐細紋鏡という銅鏡を作る工程を見せて頂きました。材料は普通の彫刻刀でさくさく彫れるくらいに柔らかい石。コンパス状の道具で模様をつけていきます。彫る、というよりひっかくような感じです。
ひょいひょいといとも簡単そうに模様をつけていきます。でも失敗すると最初から。
この銅鏡の大きさは直径21センチ。その中にみっちり模様が刻まれます。
そして鋳造されたものがこちら。
頂いた資料がすべて韓国語で読めず、ちゃんとした説明が出来ませんが、人の技の精緻さだけでも伝われば。
2011年7月27日水曜日
七宝 其ノ五
涼しかったあの日々はどこへやら、アイスが美味しくてしょうがありません。
また間が開いてしまって申し訳ないです。やっとすべてのサンプル作品が揃いましたので、報告させて頂きます!
ヒビだらけなのが分かりますでしょうか(笑)裏の釉薬を取り除く際に、どうしても薬品では溶けないということでブラストを使っていただいたんです。ブラストは、風圧で砂を叩きつけて削ったり、表面を荒らしたりできる機械なのですが、その衝撃に耐えきれずバキバキになってしまったもよう。
何度か焼いてみたのですが、ガラス同士はくっついてもヒビは無くなりませんでした。
これが一番トラブルがなかったです。裏面に薬品の色がついて取れない!というのがどの作品にもあったんですが、醤油の力でだいぶきれいになりました。なぜか醤油が効くんです。
もうひとつのほうは、薬品バケツから出した途端、パキパキパキッと鋭い音をたててヒビだらけになってしまいました。
幸い、大破せずに済んだのですが、この原因はさっぱりわかりません。
成功したものも失敗したものも、全て展示しようと思っております。ヒビ具合が気になりましたら、お気軽にお声をお掛け下さい(笑)
2011年7月23日土曜日
乾漆と卒制
こんばんわ。
台風もやっと去り、明日からは暑さも戻ってくるようですね。大学はあと2日ほどで夏休みに入ります。
先週はちょっと忙しく過ごしていました。夏休みに入ってしまう前にやらなければいけない作業が山積みだったからです。
家では展示に向けての制作をしていますが、大学では卒業制作を進めています。
今日は卒業制作の話をちょっとしたいと思います。
私は乾漆という技法で動物を作っています。
乾漆とは奈良時代からある技法で、有名なのは興福寺の阿修羅像です。
簡単に説明すると、粘土で原型を作り、そこに麻布を着せて漆を塗る、という行為を何度か繰り返し、最後に粘土を抜いて張り子のような状態にします。とても軽くて強固で、状態が良ければ何百年という単位で長持ちします。
昔からある技法ですが、現代では石膏型に置き換えたり、胎を金網などの金属を使用したり、発砲スチロールに直接貼ったりなど多様化しています。最近では彫刻家の間でも流行っているようです。
写真は粘土から石膏型を割り出したところ。ここに地を混ぜた漆を塗り、布を着せ、バラバラのパーツをくっつけて脱乾します。
作業が進み次第また写真を載せたいと思います。
ではまた〜。
2011年7月20日水曜日
鋳型のはなし
韓国から帰ってきました。ただいま!今回韓国旅行レポートにしようと思ったのですが、諸事情により手元に写真がなく・・・いつものように、制作風景をば。
写真は石膏鋳型を作っている写真。
鋳型という、金属を流し込むための型は様々な種類があります。
これまでやっていたのは真土(まね)型といって、土でできています。同じ土を何度も繰り返し使うのでゴミが出ません。材料費もかかりません。しかしとても時間がかかります。
今回は石膏鋳型。名前のまま、石膏で型をとります。石膏だけでは焼成の時や、流し込む金属の温度に耐えられないので耐火材などの混ぜ物をします。型作りにかかる時間は真土型より格段に早いです。
他にも生型といって焼かない型や、惣型(そうがた)といって、直接自らの手で金属が流れる空洞を作るような型もあります。
色々な種類がありますが、流す金属の温度に耐えられる材料で、金属の流れるくぼみがあれば鋳型ができます。
中学の美術の教材で、厚紙で鋳型を作ってピューター(240℃くらいで溶ける金属)を流す、というキットがあります。紙でもできる、と。夏季休業に入ったら家でやってみたいと思います。
石膏鋳型の話に戻ります。できた鋳型は中の蝋を溶かし出し、中の水分をなくすために焼きます。今回は電気炉で45時間焼きます。
電気・・・以前は全く気にせず使っていましたが、今は使えることに感謝しつつ、使う時間を気にしつつ。
写真は石膏鋳型を作っている写真。
鋳型という、金属を流し込むための型は様々な種類があります。
これまでやっていたのは真土(まね)型といって、土でできています。同じ土を何度も繰り返し使うのでゴミが出ません。材料費もかかりません。しかしとても時間がかかります。
今回は石膏鋳型。名前のまま、石膏で型をとります。石膏だけでは焼成の時や、流し込む金属の温度に耐えられないので耐火材などの混ぜ物をします。型作りにかかる時間は真土型より格段に早いです。
他にも生型といって焼かない型や、惣型(そうがた)といって、直接自らの手で金属が流れる空洞を作るような型もあります。
色々な種類がありますが、流す金属の温度に耐えられる材料で、金属の流れるくぼみがあれば鋳型ができます。
中学の美術の教材で、厚紙で鋳型を作ってピューター(240℃くらいで溶ける金属)を流す、というキットがあります。紙でもできる、と。夏季休業に入ったら家でやってみたいと思います。
石膏鋳型の話に戻ります。できた鋳型は中の蝋を溶かし出し、中の水分をなくすために焼きます。今回は電気炉で45時間焼きます。
電気・・・以前は全く気にせず使っていましたが、今は使えることに感謝しつつ、使う時間を気にしつつ。
2011年7月17日日曜日
七宝 其ノ四
おはようございます。毎日暑くてげんなりしながら、800度の電気炉と格闘してます。
三番焼きが終わるとこんな感じです。
あの炉を開けた瞬間の熱気は凄まじいです、一気に汗が噴き出しますから・・・。
それでは前回の続き↓↓
これ以上色を差しても、研磨の際に取れてしまうので、三番差しまででなんとか理想の色までもっていきます。
ただし私は色見本のつもりで作っているので、これが出来上
がったときに初めて、欲しい色を見つけられるわけです。
果たしてどうなっていることやら。
研磨は銀線がキラリと光って見えるまで削り出すので、ここで白透をのせすぎると、最後に非常に大変な作業をするはめになります(笑)
四番焼きが終わりました!なめらかになりましたね。
ここで完成にしますと「焼き艶仕上げ」となります。
でも、基本的には砥石でせっせと磨いて仕上げます。
このあとの研磨の工程は、うっかり写真を撮り忘れてしまったので、業者さんから帰ってきたらお見せしたいと思います。でもこのあいだお話しした感じだと間に合わな・・・そ・・・
2011年7月14日木曜日
近況やらDMやら。
最近は卒業制作に追われて日々忙しく過ごしております。
夏休みまであと1週間。4年間なんてほんのあっという間ですね。お、恐ろしや・・;;
ところで展示のDMを直ちに作らねばなりません。8月頭には入稿したいのでまたイラレとフォトショと格闘しなければ・・;;。デザイン練り中です。なにか案が欲しいです、とりあえず出来上がったらアップしますね。
あと、これうるし。
つやっつやでしょう(笑)
空気(酸素)に触れるとだんだん黒くなっていきます。鉄粉を入れてわざと黒くした漆やら何やら漆にも種類は多様にあるのですが、生漆(きうるし)と呼ばれる掻き出したばかりの最初の状態の漆は乳白色をしています。
あと最近ちまちまと作り出した動物。
まだ先は長いです(笑)
ではまた。
2011年7月10日日曜日
結果
結果。
あ、あれ・・・ぼろぼろになっている・・・!?
↑これが元の形(右)
9つ作った内8つはこんな状態。
原型を作るのに使った蝋か、型の作り方か、型の焼き方か、これが原因、とはっきりはわかりません。今度また少しずつ条件を変えて実験して、原因をはっきりさせたいと思います・・・
これから成田空港へ向かいます。研究旅行で韓国へ行ってまいります!
2011年7月8日金曜日
七宝 其ノ三
今週フルスロットルで作業をしたら、なんとか砥ぎまで終わりまして無事にこいつも業者さんにあずけることが出来ました!
↓ということで、また作業の様子を・・・。
一番焼きが終わったところです。
見事に釉薬がひけて、銀線を立て終わった頃となにも変わらないように見えますね(笑)
釉薬は細かいガラスの粒でできているので、溶けた際に、粒と粒の間の空気が抜けて、その空気の分釉薬の高さが下がってしまうんです。だから銀線の高さに届くまで、何回も施釉するわけです。
そしてこの高さが減るのを利用して、複雑に色を重ねたり、濃くしたり、できるだけ隙間を埋めて穴が開かないよう工夫します。
そして二番差し。
一番差しのベースを元に、最終的な理想の色を目指して、さらに下地のつもりで差していきます。
二番焼き。
銅の赤い色に負けず、青っぽい色が残ってきました。
これも、二番差しをのせた時の半分ほどに減っています。
二番差しにどんな色を重ねてどんな青を出すか、試行錯誤しながらのせていきます。緑や白なども差しましたよ。
だいぶ長くなってしまったのでこのへんで。
次は、三番焼き、四番差しです。
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