2011年8月1日月曜日

韓国の鋳造工房見学

前回韓国旅行の話を書けなかったのと鋳型の話つながりで、韓国で見た鋳型の話を書きます。
前に挙げた鋳型の材料は土、石膏、紙でしたが、今回は石で作る鋳型を紹介します。

多紐細紋鏡という銅鏡を作る工程を見せて頂きました。材料は普通の彫刻刀でさくさく彫れるくらいに柔らかい石。コンパス状の道具で模様をつけていきます。彫る、というよりひっかくような感じです。


ひょいひょいといとも簡単そうに模様をつけていきます。でも失敗すると最初から。




この銅鏡の大きさは直径21センチ。その中にみっちり模様が刻まれます。

そして鋳造されたものがこちら。

頂いた資料がすべて韓国語で読めず、ちゃんとした説明が出来ませんが、人の技の精緻さだけでも伝われば。

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