あいかわらずベランダで作業です。音が出る作業は一段落しまして、写真は色を付けるために陽に当てているところ。人工的に緑青(銅の錆)を発生させようとしています。ちなみに緑青は毒ではありませんので安心してください。昔は猛毒だと思われていたようですが・・・
緑青は銅が空気と水分に触れて出来ます。銅像がよく緑や青っぽくなっているのがそれです。
自然に出る緑青のもつ時間の重みはとても素敵なのですが、自然発生を待つわけにもいかないので薬品と熱で反応させて人為的に発生させます。作品を陽に当ててあたため、水に溶いた薬品を塗り、乾いたらまた塗り、たまに水拭きし、また塗り・・・短くても半日はこの作業をします。長い人は気に入るまで何日でもやります。経験が浅いので狙った色がすぐに出ません。しかも長く続けたからといってでるわけでもなく。
緑青以外にも着色方法はいろいろあります。日本酒に焼けた鉄を入れて1年くらい寝かせた液体を焼き付けたり、六一○ハップのお風呂につけたり。
そういえば金属に自分で色を付けられるなんて、大学入る前は思いもしなかった。
追記。
金沢市民芸術村http://www.artvillage.gr.jp/にて、東京芸術大学と金沢美術工芸大学による鋳金交流展が開かれます。総勢21名による鋳物作品展です。
日時:8月30日~9月6日、10時~18時(30日は17時からレセプションパーティーを行います)
石川県、金沢市近辺へ行かれる方、ぜひお立ち寄りくださいませ。広い原っぱがあって、開放的で素敵なところです。
これから夜行バスで金沢向かいますー(今は28日22時)
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