前回に引き続き・・・
出来た型に金属を流し込んでいるところ(写真は撮り損ねたので今回のではないのですが)。
この作業を「吹き」や「鋳込み」と呼びます。今回溶かした金属はブロンズです。ブロンズが溶けているときの温度は1000℃を超えます。制作工程の中で最も危険で緊張する場面。
本来は吹きの後は「後吹き」という、安全に吹き終えたことを鞴(※)の神様に感謝するお祝いをします。今回は小さかったことと少人数だったので省略してしまいましたが…
冷めたら型を割って金属を取り出します。
・・・。
・・・・・・。
必ずしも作った形そのままで出てくるわけではありません。私は作った形そのまま出てきたことがありません…きれいにいったと思っても思わぬ穴が空いていたり。今回の結果は次回お伝えします…
※鞴(ふいご)…空気を送り出す器具。金属を溶かすほど火の温度を上げるためには、大量の空気が必要です。今は電動で風を送り込めますが、昔はこの鞴がないと仕事になりませんでした。11月8日は鞴祭りといって、安全を祈願する行事があります。
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