こんばんわ。
台風もやっと去り、明日からは暑さも戻ってくるようですね。大学はあと2日ほどで夏休みに入ります。
先週はちょっと忙しく過ごしていました。夏休みに入ってしまう前にやらなければいけない作業が山積みだったからです。
家では展示に向けての制作をしていますが、大学では卒業制作を進めています。
今日は卒業制作の話をちょっとしたいと思います。
私は乾漆という技法で動物を作っています。
乾漆とは奈良時代からある技法で、有名なのは興福寺の阿修羅像です。
簡単に説明すると、粘土で原型を作り、そこに麻布を着せて漆を塗る、という行為を何度か繰り返し、最後に粘土を抜いて張り子のような状態にします。とても軽くて強固で、状態が良ければ何百年という単位で長持ちします。
昔からある技法ですが、現代では石膏型に置き換えたり、胎を金網などの金属を使用したり、発砲スチロールに直接貼ったりなど多様化しています。最近では彫刻家の間でも流行っているようです。
写真は粘土から石膏型を割り出したところ。ここに地を混ぜた漆を塗り、布を着せ、バラバラのパーツをくっつけて脱乾します。
作業が進み次第また写真を載せたいと思います。
ではまた〜。
0 件のコメント:
コメントを投稿